【研究授業】聴いてね!すてきな30秒1時間目
公開日: 2023年6月28日水曜日
音楽科の上原です。今年度2つ目の研究授業を実施します。
題材名は「聴いてね!すてきな30秒」です。鍵盤ハーモニカの黒鍵でつくる音楽づくりです。
以下、第1時の授業記録です。
T :音楽づくりの授業を始めていきたいと思います。今回使う楽器は、
C :もう見えてますよ。鍵盤ハーモニカですよね。
T :そうです。鍵盤ハーモニカを使って音楽づくりをしていきます。上原先生、ちょっと曲をつくってきましたので、聴いてもらいたいと思います。
♭シ ♭ソ ♭シ ♭ソ ♭シ ♭ソ ♭シ ♭ソ ♭シ ♭ソ ♭シ ♭ソ♭シ ♭ソ ♭シ ♭ソ ♭シーー ♭ソーー ♭シーーー ♭ソーーー
T :あるイメージをもってつくったんですが、どんなイメージかわかりますか?
C :救急車?
T :たしかに似ているところがありましたね。でも違います。
C :チャイム?
T :近いです。
C :時計?
T :そうです。時計をイメージしていました。タイトルは、「時計の1日」です。この時計の一日という曲ですが、楽譜もあります。見てください。
今回用いた楽譜は「時計楽譜」と題して、時計の文字盤上に書き込む楽譜です。時計の秒針は、1周30秒で動くしかけを入れていました。秒針が文字盤上の図形を通過するときに、その音を鳴らすという仕組みがあります。また、図形の大きさや長さと演奏される音の強さや長さの関連性にもすぐに気付くことができました。
T :演奏の時に使っていた音は,こことここ(♭シ,♭ソ)でした。2つの音だけで表したいことを曲にできそうですか?
C :2つはちょっと少ないです。せめて3つ。できれば5つ。いや全部!
T :今回の音楽づくりでは,黒鍵を使って音楽づくりをしていきます。ただし,低い方から3つ,5つ,5つに分けて,担当する高さを分担して音楽づくりをしていきます。
C :音は同時にいくつか出していいですか?
T :3人が2こずつ出すと6個になります。音の数が多いとにごって何を表しているのかわかりにくくなりますから,1人が1度に出せる音は1音までとします。
C :じゃあ,グループで音を重ねるのはいいんですか。
T :はい,大丈夫です。
T :そしてテーマですが、「すてきな30秒」です。時計楽譜の秒針が1周ぐるっとまわる間の音楽です。つくる音楽に入れたい「すてきさ」は何にしますか?同じまたは似ている「すてきさ」を入れようとしている人たちでグループをつくって音楽づくりをしていきましょう。鍵盤ハーモニカの黒鍵を使ってどんな音楽をだれに届けたいかを考えながら試しの音楽づくりをしてみましょう。その中でみつけた表現したいことを振り返りのカードに書いてもらいます。
この後,試しの音楽づくりを通して変ト長調ペンタトニックスケールの響きを味わいながら,どんなテーマにしたいか,だれがどんなことを考えているかを見てまわるようにしました。
この日は、どんなテーマにしたいかを振り返りに書いて、学習支援アプリで提出して終わりました。
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