音楽の力

公開日: 2016年8月26日金曜日

地震後、最初の授業は4年生のクラスでした。
(中島は3ー6年の音楽専科。地震前の授業は、一クラス、たった1時間のみでした。)
3週間以上の休校措置。久しぶりに登校した子どもたちはどんな様子なのか。
元気が出ないのではないかと思っていましたが…予想外に元気でした!
久しぶりの学校が楽しみで仕方がなかったようです。
被災時のこと、その後の学校や音楽室の状況を伝え、音楽室が使えなくなったことを伝えると残念そうにしていましたが、「先生、とりあえず歌はどこでも大丈夫ですよ!」とある男子の声。いいこと言いますね♪
まずは今月の歌「ビリーブ」
4月、地震前よりも元気で生き生きとした歌声。
歌い終わった後には思わず「おぉ⁉︎」「なんかすごい!」という声が子どもたちから聞こえてきました。
T:どうしたの?
C:大きかったし、元気な感じ。
C:なんか、前より上手だった。のびのび?
C:大きい声出して、気持ちよかった!
T:大きい声は久しぶり?
C:避難所にいたから大きい声出せないです。
C:私も。歌ってないよね。久しぶりです。

なるほど。ニコニコいい表情をしている子供達に、音楽の力を感じた瞬間でした。

続いて、「はじめの一歩」へ。
範唱を初めて聞いた子どもたちはつぶやきます。
C:なんかいい、この歌。
C:前に進む感じ。元気が出る。
C:地震で大変だったけど、頑張ろうって感じで、私たちにぴったり。
C:そうそう、もう一回スタートって感じ。

地震という体験があったことで、歌詞と自分たちを照らして考えている発言が目立ちました。
音取りをして、最後に通して1時間目が終わり。
C:これ、次もやりますか? やった♪   次っていつですか?

元気に楽しそうに学級へ帰っていく姿に、歌の力、音楽の力を感じた1時間でした。

 

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