【研究授業】ようこそ!サウンドキッチン(音楽づくり) 1時間目後編
公開日: 2023年5月10日水曜日
音楽科の上原です。
音楽づくり「ようこそ!サウンドキッチン」の1時間目後編の様子をお知らせします。
音探しの活動の中で、いろいろな音の出し方を見つけていました。
広げてたたいたり、
少しちぎったり、
くしゃくしゃに握ったり。音探しの後、どんな音を見つけたか発表をしました。その中で、「紙を張ってたたくと太鼓みたい」、「細かくちぎったかけらを包んでふるとマラカスみたい」という発言がありました。
上原 :「みたい」って何かに例えてイメージを膨らましたんだね。こうやって、イメージをもって、みんなで発表し合っていくとすごくうまくいくと思うんですよ。だから、今回みんなでテーマをもって音楽づくりをしていきたいと思います。
C :テーマ?
上原 :音楽づくりの話で4つ言っていきたいと思います。テーマのことと、あと3つ音楽づくりの条件についてです。まず、どんな音楽をつくっていくのか。身の回りの様子について例えていったらいいと思いますので、テーマは「サウンドキッチン」
C :サウンドキッチン?
さとみ:なにそれ?わかった、キッチンつくるんだ!
りょう:音を料理に例えるんだ。
さとみ:料理の音!
上原 :サウンドキッチンは、「一皿の料理の準備から完成まで」。
さとみ:音で料理を表すんだ。
しゅう:料理、イコール、音楽。
ゆうじ:パシパシパシ(たたいて音を出す)パク、パシパシパシ(たたいて音を出す)パク
上原 :あと3つ条件。使う音は新聞紙から出る音。ただ、先生が聞かせた音は、こんな風に出していました。
上原 :この1のボタンを押すと、(ジャー)。これはどうやってだしていたかというと、録音ボタンがあって、音を録って、音をボタンに入れていました。短くカットすることもできます。
C :おー!
上原 :これをサンプリングといいます。サンプリングして音をつないでいきます。
そして最後は、「図形譜」です。
上原 :ボタンの中の数字を選んで、演奏する順に書いていきます。さとみ:チームつくるんですか?
C :いつもの班?
上原 :表現したい一皿の料理が班のメンバーで違うと思うんだよね。だから、同じ料理を表現したい人同士で組めればいいかなと思います。OK?
C :何にするかな。
この後すぐ、再び音を見つけはじめました。
ゆうや:このくしゃくしゃの音、何に使える?
しゅう:キャベツかな。
あやみ:切ってサラダにするところ?
ゆうや:いいね。ちょっと聞いてくる。・・・先生は、洗ってるみたいって。
みやこ:誰?
ゆうや:先生。僕は聞こえないと思うけど。
しゅう:(耳に当てながら揉んで)これいい音かもしれない。
この後、振り返りを行いました。振り返りには、「どの料理にしようと考えているか」、「見つけた音について」の2点で書いていきました。
振り返りには以下のようなものがありました。
ゆうと
今日、サウンドキッチンをしました。決めた料理は、オムライス,チャーハンです。どうしてオムライス,チャーハンにしたかというとたまごを割る音やパラパラしたご飯は、紙で表現しやすいからです。次は同じような料理の人を見つけて一緒に活動して行いきたいです。
みなこ
最初音を聞いてみたら新聞紙じゃない音だとおもいました。でも実際行ってみると、新聞紙の音はこんな音がするということがわかりました。私は、チャーハンをします。見つけた音は、新聞紙を足でふんだりするのをみつけました。
また、新聞紙の音をもっと見つけたいです。
今日の授業では、多くの子どもが新聞紙から出せる音に着目して、その可能性を広げていくことに挑戦していました。
本題材全体を通してねらっていくのは、「音のつなげ方」です。これから、つくった音楽を図形譜で表す中で、反復や変化などの音楽の仕組みに気付き、それらのよさを生かしていく姿を目指します。
また、この活動がきっと子どもたちの音楽の概念を広げていくものだと信じています。
子どもたちがどんな作品をつくっていくのか、とても楽しみです!
音楽科
上原正士
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