音符カードを使って
公開日: 2021年1月18日月曜日
3年生で,リズム遊びをしています。
その中に,私のあとに続いて同じリズムを真似してたたくという「まねっこリズム」というゲームがあります。輪になって座り,自分の番になったらリーダーと同じリズムをたたきます。その時はみんなの注目を浴びるので,とてもドキドキします。
でも,みんな,そんなドキドキを楽しんで取り組んでいます。
さらにリズムやドキドキを楽しんでほしいと思い,
「自分でリズムをつくって,リーダー役に挑戦しよう」
と呼びかけました。
オリジナルのリズムをつくってリーダー役をすることにとても意欲的でした。
しかし,実際つくってみると2つの壁にぶつかりました。
1つ目は,記譜の壁です。
つくったリズムをメモしておきたいと思っても,音符にすることが難しい。
カタカナで書いてもいいのですが,みんな音符に挑戦したいようでした。
2つ目は,拍子の壁です。
つくったリズムが,4拍からはみ出してしまっており,
班で試しの活動をしてみると,なんだか乗れないリズムになってしまう…。
そこで,音符カードという教具を提示しました。
これは,その名の通り,音符が書かれたカードなのですが,ご覧の通り,幅にしかけがあります。カードに記された音符と,その音符の長さ(音価)が関係づけられており,
八分音符2つで四分音符のカードと同じ幅に,
四分音符2つで二分音符と同じ幅にというようになっています。
また,音符カードを並べる枠は,4拍分のカードと同じ幅になっています。
音楽が得意・苦手関係なく,子どもたちは手にとった音符カードを枠の幅ぴったりになるようにあてはめ,(実際には,操作がしやすいように枠よりやや小さくなるように作っているのですが)どんどんリズムをつくっていき,ゲームをして遊ぶことよりも,新しいリズム・パターンを生み出すことに夢中になっていました。
今回は,偶然できたリズムから,そのよさや面白さ,生み出す喜びを感じた子どもたち。
研究発表会では,リズムアンサンブルづくりに挑戦します。
目的をもって,思いを伝える音楽づくりの中で,リズム・パターンのつなげ方や重ね方の工夫を検討していきます。
ぜひ,ご参加ください!
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